私学の教員採用は学歴で決まりますか?

ステップアップにそびえたつ超えられない壁

座談会の質問が続きます。今回は第三弾です。

今回もどこまで書くか悩みましたが書ける限り書きたいと思います。

 

専任教諭の場合

民間企業と同様に学歴や学校のブランドで書類選考を行うことがあります。

進学校になれば教えている教員の卒業した大学よりも難易度が高い生徒の志望校の受験指導が可能なのか?

と思うのが自然です。

もちろん、大学在学中や卒業後に力をつけて受験指導が可能だという教員志望者もいると思いますが、教科によっては100人以上の履歴書に目を通すのに学校が細かく見る時間を割くのは難しいのが現状です。

また、筆記試験を課す学校もあり、その筆記試験の選考の労力を考えると学校名や学部などで書類選考時に簡単なフィルターがかかることは避けられない事があります。

必ずしも学歴だけで書類選考を行っているわけではありませんが特に進学校になれば比較的大きな要素となります。

進学校でなくとも、進学事績に力を入れていきたい私学は学歴を見ますし、進学実績に重きを置いていない私学でもまずは書類選考を通過しなければならないので学歴や卒業校のブランドは大事な要素になるでしょう。

 

常勤講師や非常勤講師の場合

常勤講師

専任採用を視野に入れた常勤講師の採用であれば卒業校や学歴のチェックをしています。

産休代替や急を要する採用であれば学歴よりもむしろ即戦力となり得るか否かなので学歴はそこまで重要ではありません。

しかし、学歴以外は同じレベルであれば学歴やブランド力のある大学卒の教員志望者が選ばれると思います。

専任教諭は相変わらずの高倍率ですが期間雇用の講師となれば志望者は激減するので学歴よりも経験や他の志望者との相対的な評価となるので学歴だけで一次選考をするということはあまりないと思います。

非常勤講師の場合

常勤講師よりも志望者の少ない非常勤であれば学歴だけで書類選考をするということは考え難いと思います。

ただし、学部卒で教員未経験者の採用となると筆記試験や模擬授業を課さない採用の場合(最近は非常勤講師の採用が難しいので採用試験の簡素化が進んではいます。)は、選考基準となるのは履歴書を含む書類選考と面接のみとなるので、教科指導の能力の一つの参考として卒業した大学というのを参考にします。

 

専任教諭の採用は教員不足の今でも志望者が多く、学歴による選考をせざるを得ないことがあります。

講師の採用であれば時期(夏休み明け、年度末)によって左右されますし、応募者が少ないので応募者同士の相対評価の部分が大きいので学歴だけで選考するということよりも面接の評価やその他の選考による総合的な評価で決まります。

決して学歴だけで決まるわけではありませんが、選考によっては学歴も大きな要素になり得ます。