私立学校の教員採用試験の履歴書や書類選考でチェックされるポイント

書類選考で見られている点を教えて下さい。

書き方や書式などは一般企業の就職活動と大きな差はありませんが学校だからあえて書類選考時にチェックするという部分もあるのでまとめました。

教科、雇用形態によっては1名の採用枠に100人以上の応募者が集まることがあります。次の選考に進める人は限られているので9割以上の人を書類選考で落とすケースもあります。

筆記試験が得意な人、授業が得意な人、面接が得意な人もいると思いますが、まずはここを突破しなければ得意なところを見てもらえないので押さえるべきところをしっかり押さえましょう。

自筆履歴書は必須?

最近では一般企業と同様にT-cheerなどを利用してWEBエントリーができる学校も増えてきましたが、紙の履歴書を書類選考に使う学校はまだ多くあります。

自筆履歴書で熱意を伝えるというのを理由に挙げている方たちもいますが、自筆履歴書にこだわるのはその履歴書の字を見て板書の字がきれいに書けるか、丁寧に書こうとしているかを見ています。せっかく書くのであれば一つ一つの字は丁寧に書きましょう。

履歴書記入のポイント

文字を丁寧に書くのはもちろんですが履歴書の書き方やルールを間違えてしまうとせっかく時間をかけて書いた履歴書も意味がなくなってしまいます。履歴書記入時に注意したい部分を下記にまとめましたので参考にしてください。

顔写真

必ず正装で、身だしなみを整えて撮りましょう。写真スタジオで撮るかは自己判断ですが仕上がりはとても良いので検討しても良いでしょう。貼り付け時は枠に合わせて丁寧に貼り付けましょう。

日付

持参の場合は持参した日付、郵送の場合は投函した日付を記入しましょう。

学歴

私立学校の履歴書なので私立小学校、私立中学校に入学した場合はそこから記載しましょう。また、学校名は正式名称で記載しましょう。
例.私立△△高校→学校法人○○学園△△高等学校

職歴

一般的にはアルバイトは職歴に記載する必要はありません。学習塾や予備校の指導経験は自己PR欄に記載しましょう。

資格・検定

教員免許状は略称を使わずに正式名称で校種別に記入しましょう。また、取得見込の場合でも必ず書きましょう。専門教科・科目の検定は取得級・スコアによってはマイナス評価になることがあるのでアピールできるものを書きましょう。

趣味・特技

継続期間や受賞歴など、相手に理解できるよう具体的に書きましょう。部活動の活動経験などがプラスになることもあるのでアピールできるものは必ず書きましょう。

志望動機

私立学校は公立の学校と違い、各学校ごとに独自の「教育理念」があります。その「教育理念」をふまえて、なぜこの学校を選んだのかどんな教育をしたいのか、を簡潔にまとめて記載しましょう。

学校の「教育理念」と志望者の「教育理念」が合わなければ採用されたとしてもお互いにとって良くないので志望する学校の「教育理念」を事前に確認し、その中で自身がどのような教育ができるのか、どのような教育をしたいのかをまとめて記載しましょう。

自己PR

私立学校の教員採用においては公立よりも個人の人間性や個性に対して寛容です。採用担当者は応募者が、どんな考え方をしているのか人間的な魅力はどこにあるのか、を知りたいと思っています。具体的なエピソードを通じて自身の魅力・個性・人間性を伝えましょう。

進学指導に力を入れている学校もあれば、部活動にも力を入れてる学校もあります。自分のアピールだけを書くのだけではなくアピールの中にその学校で自分が貢献できることを盛り込んで記載しましょう。

小論文・作文

専任教諭採用時に課している学校も多く、各学校ごとに題材が異なるため具体的な対策が練り辛いのですが、学校に関わる題材がほとんどです。「教育理念について」、「建学の精神について」、「採用されたときに本校で何をしたいか」などが一例になります。

手書きを課す場合は丁寧に書くのはもちろんですが、誤字・脱字などにも気を付けて書く必要があります。

ここでも学校が見ているのはその学校の教育理念の枠の中でどのような部分に貢献できる人間的な魅力を持っているかです。自身の感想や教育論だけに終始せずに題材の中で学校が求めている人物像をつかみ、その人物像にいかに近づける人材であるかを書きましょう。

学歴だけで落とされることはあるのか?

学校によっては学歴で判断することもあると思います。上述したように100枚を超える履歴書・小論文の1枚1枚を見て選考をすることは時間も労力もかかるのでしょうがない部分もあります。また、履歴書のフォーマットも教員志望者によりバラバラなので1枚ごと目を通すことが学校にとっては大きな負担となることもしばしばあります。

ただし、学歴だけで判断していない学校も多くありますし、教員志望者の履歴書作成と教員採用担当者の履歴書確認の負担がT-cheerの導入で削減されたので今までの旧来型の選考から、より私立学校らしい「教員個人の人間性」や「教員個人の魅力」で判断する時間が取れるようになり教員採用の方法自体が時代とともに変わってきています。

 

新年度が始まったばかりで最も求人の少ない時期ですが、GWが明ければ平成31年度の専任教諭の採用が始まります。

T-cheerでは平成31年度採用の教員志望者の事前登録を開始しています。教育実習や各種実習、教採や卒論等に追われる前に教員採用に向けて事前に準備できることは準備し、希望の求人が出てきたときには求人別・学校別に対策できるようにしましょう。