教員採用で見る男子校、女子校、共学校の違い

今回は教員採用で見る男子校、女子高、共学校の採用の違いについてです。

 

ある程度、想像がつくと思いますが、各校の教員の男女比は概ね、

  • 男子校は男性の先生が多い
  • 女子校は女性の先生が多い
  • 共学はどちらの先生もいる(やや男性多め)

このような構成になっています。もちろん各校によってばらつきはありますし、

男性を優遇、女性を優遇というのは基本的には無いのですが、

このような構成になっている学校が多く見られます。

 

男子校について

男子校は女性の教員が少ないことがあります。

女性の教員と高校三年生の男子を比べると、すでにかなりの体格差があり、

小柄な女性の教員の方によっては怖いと思うことがあるかもしれません。

運動部が盛んな学校だと面接時に

「部活動に活発な男子生徒もいますが対応できますか?」

と聞かれるケースがありますが、この真意は

  • 「部活で疲れるから授業中寝てるのを注意して授業させられますか?」
  • 「体の大きな生徒もいますがしっかり御せますか?」

という意味を含んでいます。

体格の差はあっても授業を成立させて、指導が可能かを確認することがあります。

 

女子校について

女子校ではトラブルのことを考えて20代の男性の教員採用のハードルが非常に高いことがあります。

専任教諭の採用については男女の採用ハードルの差は関係ないことが多いですが、

常勤講師や非常勤講師の様に期限付きの採用の場合は、女性の志望者の方が有利なこともあります。

また、部活動によっては顧問をするのに女性の教員の方が都合がいいこともあるので、

制約の多い男性の教員よりも女性の教員の方が有利になることがあります。

 

共学校について

共学校は男性・女性というのはあまり関係ないと思います。

学校全体や、教科毎に男女の教員のバランスを合わせることはありますが、

絶対に男性でないといけない、女性でないといけないという採用はあまり聞いたことがないので

性別を特に重要視する採用というのは無いと思います。

 

男子校でも女子校でも共学校でも、基本的には性別で選考に影響することはほとんどありません。

しかし、年度の途中での産休代替の採用だと女性教員から引き継ぐので女性がいい、

求人票としては教科として募集していても採用の背景に実は特定の部活動の顧問を引き受けてほしい、

特定のクラスを指導するため、など求人票に出さない条件もあるので

必ずしも教員としての能力が採用に直結するとは限らないのが教員志望者の悩ましいところです。

 

現在の私立学校の採用というのは学校によっては非常に閉鎖的で、

採用時の私学の説明不足による就業後のミスマッチにより離職するケースなどがあるため、

基本的には公開できる事は積極的に公開するべきだと思いますが、

実際に指導する中学生・高校生は非常にデリケートな年代のため、

それを踏まえて求人票の裏で性別による優遇というのを行わざるを得ないことが存在することがあります。

 

実際、数年前にある男子校で話を聞いたときは教員の中で養護教諭と家庭科だけが女性の教員で

残りは全員男性の教員という学校もありました。実際の学校の様子としては

教員側も生徒側も男性同士でお互い気兼ねなくコミュニケーションをとれるので

上手くいっているというのが管理職の教員の感想で、良い部分があるということは否定できないと思います。

 

かといって女子校は女性教員と女子生徒が女性同士がうまくいくかというとそうではない(これはなんとなくイメージがつくと思いますが。。。)

また、女子校の男性教員は最初の授業が最も重要で以降の授業も一切、気を抜けないというのをよく聞きます。

どこかで失敗すると生徒から陰湿な対応があったりと、かなり苦労している教員もいました。

 

共学校は男子生徒も女子生徒もお互いの目があるから男子校や女子校に比べると、

クラス運営や授業運営がしやすいケースが多い。というのを

男子校、女子高での指導を経験した教員からは聞くことがあります。

 

男子校だから男性の教員が採用されやすい、

女子校だから女性の教員が採用されやすい、

ということは基本的にはほとんどありませんが、自分が男子校・女子校・共学校に向いているかは

自己分析しておいたほうがいいと思います。