私学の専任教諭の採用の流れ

履歴書にペンで記入する手

残り半年、私学も公立も専任教諭の採用が一段落したところですね。

私学の教員採用は常勤講師、非常勤講師の採用が中心になってきますが、

残り少ない私学の専任教諭の採用のチャンスに向けて「専任教諭」の採用についてまとめます。

 

専任教諭と専任講師と特任教諭の違い

私立学校の正規雇用はご存知の通り「専任教諭」です。 それ以外の呼称はすべて非正規雇用だと思っていいです。

 

学校によって「専任講師」 、「特任教諭」などの呼称がありますがこれは単年、複数年の期間雇用契約です。

一般的に言われる「常勤講師」とほとんど同じです。

 

私立学校により専任教諭の採用方法は様々です。選考内容・対策が明確な公立の教採と違い、各私立学校ごとに独自の選考となります。

一番多い4月~10月に公募で求人票が出て、応募することになります。

 

私学の専任教諭の選考の流れ

 

1次選考:書類選考

2次試験:学力試験・適性検査

3次選考:模擬授業・教科、管理職面接

最終選考:理事長面接

(※学校により異なりますが概ねこのような流れです)

 

教科により異なりますが1名採用に100名以上の応募者というのも普通です。

以下、私学の選考で見られている可能性のある部分となります。

 

1次選考:書類選考

まず「学歴」です。

進学実績を上げたい私学が生徒の志望しているレベルの大学を卒業していない教員で、その上のレベルを目指す生徒の指導ができるか。

という点で学歴をチェックされます。

公式に発表していなくても内々に「GMARCH以上」でなければ採用しない。ということもあります。

 

すべての学校が学歴を重視しているわけではありませんが、重要な要素になっている私学も多くあります。

特別に私学の教員志向が強いということでなければ公立の教員採用試験に目を向けることもおすすめします。

 

2次選考:学力試験・適性検査

学校によって「センター試験レベル」〜「国公立二次試験レベル」なので、

採用の可能性を拡げるために「国公立二次試験レベル」の問題は解けるようにしておきましょう。

進学校の私学の生徒は「国公立二次試験レベル」の科目を複数勉強するため、

専門科目(教科)を教える教員に「国公立二次試験レベル」を採用側が求めるのは然るべき判断だと思います。

たとえ、教え方が上手だとしても、模擬授業の選考に進めなければ、それを発揮することができないので、

最低限の強化知識を持って臨みましょう。

 

3次選考:模擬授業・教科、管理職面接

模擬授業は2次選考結果とともに事前に課題を指示されるか、

選考当日の直前に指示されるかに分かれます。

どちらが良いかは人によると思いますが、どちらのパターンも時間の許す限り入念に準備をしましょう。

事前に課題を渡される場合は事前に渡したなりに見られますし、直前であれば直前なりに見られます

 

面接は自分の考えや教育観を伝えているだけでは意味がありません。

採用側にとって重要なのはあなたの教育観ではなく学校の教育観の中であなたに何ができるかです。

この部分を理解していないと

「建学の精神(指導方針)の~~の部分が自身の教育観の~~と合致したため」と話すことになり、

自身の教育観をもとに学校の教育観を当てはめた言葉となってしまいます。

大事なのは、その私学の考え方において、志望者の考え方をもって何ができるか。です。

民間企業と同じで「優秀な人」よりも「使える人」を採用するのは私立学校も変わりません。

 

最終選考:理事長面接

ここまでくれば採用は目の前です。

この段階で10名以上残すことはほとんどありません。

現場の管理職・教員達の目でどの人が入っても問題ないので最終判断をお願いします。という選考です。

注意点としては校長=理事長という学校は少ないということです。

学校によっては理事長が教育現場をほとんど知らないということもあるので、

事前に調べて、何を話すべきかをしっかり考えましょう。