私学の教員採用面接の最後に学校の採用担当者から
「何か質問はありますか?」
とよく聞かれると思いますが、その際には何をどこまで質問して良いのか。
また、質問が無い時にどうすれば良いのか。
教員採用面接の終盤で良い印象を残すためのテクニックを公開!!
そもそも、なぜ「何か質問はありますか?」と聞かれるのか?
私学の教員採用面接の最後に
「何か質問はありますか?」
と聞くのは採用担当者が教員志望者が不明な点や質問に答えて、より学校のことを知ってほしいという意図と、
教員採用面接でお互いに話をした上で、教員志望者がその学校に対して興味を持っているのかを確認する意図、があります。
私学の教員採用面接では主に後者の意図があり、
教員志望者が事前にホームページなどで学校のことを調べて、教員採用面接に臨み、質疑応答を繰り返してくうえで、どこまでその学校に興味を持っているのかを見ています。
私立学校の教員採用試験は情報が少ないため、事前に準備をせずに教員採用面接に臨んでしまうと、教員採用面接の最後に突然、質問を投げかけられて何でも聞いて良いと勘違いしてしまい、
質問者様のように待遇面や労働環境など、希望する学校についてではなく、自分を中心とした質問を採用担当者にしてしまうことになります。
給与や待遇面は大事な話ではありますが、その私学に内定が出てからの質問でも遅くないですし、
せっかく、良い印象を持ってもらえていた教員採用面接だったとしても、最後にその質問をすることで台無しになってしまう可能性もあります。
つまり、学校側が優位な立場にある選考段階の教員採用面接で、あえて
給与の質問をする必要はありません。
それでは何を聞けばよいのか?
「何か質問はありますか?」は教員採用面接の質疑の一つと割り切りましょう。
その教員採用面接時に採用担当者や面接担当の教員から聞いたことを深く掘り下げて質問をしたり、
自身が話したことの補足をすることで教員採用面接の終盤に、その私学での指導の意欲があり、積極的な志望者であると教員採用の担当者に受け取ってもらえるような質問をしましょう。
例えば、その教員採用面接で話を聞き、その私学の教育理念に対して自分の考え方を説明します。
「●●のような形で他の教員の方に相談をしながら指導をしていくことは可能でしょうか。」
「私学の教員として授業をしっかり行い、中学・高校と●●部だったため、●●部の指導を希望しているのですが可能でしょうか。」
など教員として採用された時には積極的に取り組む人材であると教員採用担当者に思ってもらえるような質問をしたほうが良いでしょう。
給与や待遇の質問はいつすれば良いのか?
結論から言うと、基本的には内定が出てからです。
私立学校、採用担当者に主導権のある教員採用の選考中に、あえて待遇についての質問をすることで「結局、お金か。。。」と教員志望者にそのような意図が無くても、学校側に思われる可能性があります。
もし、仮に給与が分かっても私立学校、教員採用の担当者に悪い印象を与えて内定を遠ざけるよりも、
内定が出てから改めて待遇面・条件面の提示を受けて内定を受けるか否かを決めれば良いのです。
どんな私学でも専任教諭・常勤講師の採用であれば生活できるレベルの給与となります。
わざわざ内定を遠ざけるよりも、しっかり内定を勝ち取ってから給与の事を考えても遅くはありません。
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