学校教員の年度途中の退職はそんなに悪いこと?

夏休みが明けて次年度の私学の教員採用が活発になってきました。

非常勤講師や常勤講師などの有期雇用での契約の場合、他の業界と比べて生徒や保護者、学年という考え方があるため年度末までの1年間の契約というのが非常に強いものになっています。

採用する私立学校側は生徒との関係性や、保護者への説明、引継ぎの事を考えると年度末までの契約期間をしっかりと全うしてほしいという思いがあります。

教員志望者である求職者側も1年間の指導というのを前提に指導内容を決めていますし、しっかりと最後まで見てあげたいという思いがあります。

また、教員志望者は年度途中退職が履歴書に残ることを嫌うので無理してでも続けることがあります。

それでも教員として辛く、退職を考えるほど追い詰められているのであれば退職することも検討しなければならないこともあります。

今回は、そんな教員の年度途中での退職についてです。

 

退職を検討することの多い理由

学内の教員・職員同士の人間関係

  • 学内の連絡・報告類に運用が定まっておらず、教職員全体の周知事項が知っている人は知っているという環境。
  • 専任教諭や管理職の教員に質問しても「教科に聞いて」⇒「担任に聞いて」⇒「管理職に聞いて」⇒「事務に聞いて」など、たらいまわしにされる。
  • 職域による「区別」ではなく雇用形態による「差別」が存在する。

上記のような環境の私学は教員ひとりの力でどうにかなることではありませんし、長くそれを良しとしてきた環境なので、すぐに変わることはほとんどありません。

 

生徒指導を行わない教員と連携しなければならない

これは授業しか担当しないことの多い非常勤講師の教員に多い悩みです。

一部の生徒の指導をするにあたり、担任の教員と連携が取れない場合です。

授業内だけで生徒指導を行うのは非常に難しいので担任の教員と生徒指導で連携が取れない場合は必ず管理職に相談しましょう。

管理職に相談しても変わらない場合はこちらも同様に、教員ひとりの力でどうにかなることではありません。

 

上記はあなた一人でどうにかなる問題ではないですし、周りの教員やその私学のレベルに合わせて一人で抱え込む必要はありません。

教員間の連携は求人票やホームページを見るだけでは事前に調べるのが難しく、実際に教員として採用されてその学校に入ってみないとわからない問題です。

また、このような学校ほど、年度途中で退職することで在職中の他の教員や生徒、保護者に迷惑が掛かってしまうと諭されたり、引き留められたりすることが多くあります。

しかし、自身で変えられない環境で疲弊するよりは次の学校であなたの意欲を使ったほうが懸命だと思います。

年度途中の退職に対して書類選考や面接時にマイナスに働くことはありますが多くの教科で慢性的に教員は不足しているため抱えこみすぎる必要はないと思います。

(もちろん、次の仕事が見つかるかは教員志望者の各自のタイミングや素養もあるので退職を推奨するものではありません)

 

自身の努力や改善で変わる問題であれば年度途中で学校を退職するよりもその学校で契約満了まで続けたほうが良いと思います。

また、生徒との関係性や教科指導の悩みなど職場にバックアップの態勢があれば続けましょう。

 

きあなたを待ってる別の私学や生徒がいます。

今の学校にこだわり過ぎず、自分と合う学校を探すことも悪い選択ではありません。

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